新規登録
ビジネスガイド募集中
人気ページランキング
  • 今週
  • 今月
  • 殿堂
  • ミャンマー税制の現状 Vol. 4

  • カンボジア独自の煩雑な税務をサポート Vol.10

  • 農業事業に物流,金融,ITを複合させた「カンボジア版日本型農協」事業展開カンボジアの旗

  • カンボジア独自の
    煩雑な税務をサポートカンボジアの旗ミャンマーの旗

  • カンボジア独自の煩雑な税務をサポート Vol.2

  • カンボジア進出企業の成功事例を増やすことを使命に Vol.7

  • カンボジア進出企業の成功事例を増やすことを使命にカンボジアの旗

  • カンボジア進出企業の成功事例を増やすことを使命にカンボジアの旗

  • ミャンマー税制の現状 Vol. 4

  • カンボジア進出企業の成功事例を増やすことを使命に Vol.1

  • カンボジア独自の
    煩雑な税務をサポートカンボジアの旗ミャンマーの旗

  • カンボジア内に4拠点
    カンボジア人の海外旅行促進と
    自由な旅のスタイルを提供カンボジアの旗

  • 複数の日本人医師専門医による
    総合診療クリニックカンボジアの旗

  • タイプラスワンにおいて幅広くリーガルサービスを提供カンボジアの旗

  • カンボジア進出企業の成功事例を増やすことを使命にカンボジアの旗

JETRO
HOPEWILL
シャンハイリーダーズ
香港リーダーズ

辻・本郷 税理士法人 のガイド

2016.08.24
  • ミャンマー税制の現状 Vol. 8
  • 商業税(その2)

ビジネスガイド 坂本 征大

C.L.M.LEADERSバナー (1)

 

unnamed (6)

 

前回に続く商業税(その2)です。

 

 

厄介な非課税枠

年間売上高が一定金額以下の場合は非課税枠設定されており、現在は2千万チャット(約$18,000)です。この非課税枠に関する税務署の指針は超過すると超過部分のみに課税するのではなく、売上全体に課税するという運用となっています。商業税に限らず全ての税で還付なり翌期への繰越の制度が機能していないので、ミャンマーの中小企業は売上高が2千万チャットに達するまでは商業税を納付せず、達した時点で遡って納付するというという対応が納税対策のようです。現実問題として対象となるのはミャンマー企業でも零細企業でしょうから、商業税に限らず税金とは無縁の世界で商売をしている企業も多いので非課税枠など関係ないかもしれませんが・・・・

 

絵に描いた餅の仕入税額控除

商業税は日本の消費税や諸外国のVAT同様、売上税額から仕入税額を控除出来る建前になっていますが、現状は「絵に描いた餅」です。2014年までは製造業で原材料・部品、商業で商品に係わる仕入税額控除のみが規定されており、サービス業では法律に明記されていませんでした。2015年度通達でサービス業も法律の文言上は仕入税額控除が可能となりましたが、条文上その対象が明確とは言えませんでした。2016年度通達により従来明確でなかった固定資産に関する支払商業税は仕入税額控除の対象外と明示され、業種に拘わらず控除できる商業税の対象は明確になりました。ただ、依然としてその手続きおよび控除申請書類が明確になっていないので、税務官の対応もマチマチで現状は試行錯誤の状態です。

 

 

煩瑣な手続き

ミャンマーはタックスインボイス方式を採用していないので、仕入税額控除のためには 仕入先からインボイス毎に仕入税額を証明する書式(国税制定)を作成して貰う必要があります。また税務官によっては仕入先の商業税納付証明書を要求することもあるようで、実務上は煩瑣を極めますし、当該月の納付総額を記載した納付証明書は取引先とは言え他社には出さない企業もあります。自社の売上に係わる商業税については販売先からすれば仕入税額控除の対象となるので、同様の書類を要求されることになります。

 

要件を明確にしたタックスインボイス方式を採用し、仕入税額控除の実務を簡素化することが望まれます。政府にも他国のようにVAT方式に改正するという意向もあるようですが、税の透明性・徴税の効率化と仕入税額控除の普遍化による税収減との板挟みになるかもしれません。

 

 

会計上の問題

固定資産のように仕入控除対象外と明示されたものおよび仕入先が必要書類を発行しない(出来ない)と通知した場合は、最初から商業税をコストに計上できますが、仕入控除出来る(筈の)仮払い商業税はコストではないので、差引き納付まで「仮払い勘定」で処理することになります。年度末に必要書類が入手出来たものは予定どおり仕入税額控除で一件落着ですが、入手出来なかった商業税は仕入税額控除が出来ないのでコスト処理する必要が出てきます。無駄な会計処理が増えるだけでなく、メーカーでは原価計算にも影響し兼ねません。

 

 

 

 

logo (2)

 

住所: #1219, 12A Floor, Sakura Tower, 339 Bogyoke Aung San Road,

Kyauktada Township, Yangon, Myanmar

Tel: +95 (0)1 255192

 

 

ガイドの過去の記事も読む