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JCグループ のガイド

2015.09.05
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  • カンボジア国策ライスポリシー

ビジネスガイド  髙 虎男(Ko Honam)

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今年のカンボジアの乾期後半は例年に比べかなり異例の暑さとなった 天候に大きく左右される農業従事者にとっては極めて洒落にならない事態である。

 

雨季の間に貯めて爪に火を点すように使っていた貯水池の水も干上り、暑過ぎて発芽にも至らなかった野菜畑もあった模様。

実際、野菜類を手がけられている農業事業者の方々の中には甚大な被害に見舞われたケースもあったようだ。

雨待ち・雨頼りにならざるを得ないケースが多いカンボジア農業の痛い所だ。

 

天候だけではなくマーケット事情も逆風である。 カンボジア現地報道で、カンボジアの米の輸出(ヨーロッパ向け)がミャンマー米の台頭に押されて減少し始めている、とのニュースが流れたが、注目すべきはその価格。


カンボジアの長粒白米(いわゆる普通の米)の輸出価格(FOB価格)が430米ドル/トンで、ミャンマーの米はそれより20米ドルほど安いらしい、という話。

(※FOB=Free On Board、本船渡し条件。 売る側が輸出船にモノを乗せた段階で売り渡した事にする条件。航海中のリスクは買主が被る。)

 


430米ドル/トンと言えば、大規模な精米工場を構え多くの農家を囲ってモミ(脱穀する前の外皮に包まれた状態のコメ)を安く吸い上げている事業者でなければ、おそらく利益は出すことは出来ない価格水準であるはずだ。


筆者がカンボジア米の輸出(ヨーロッパ向け)を手がけていた当時、同輸出価格はまだ500米ドル台であった。

 

2008年、同じ長粒白米で国際価格指標となるタイ産中級米のFOB価格はなんと1000米ドル/トンを超えていた。

当時、世界食糧危機が声高に叫ばれていて、コメ産出国は輸出禁止措置などを採って自国にコメをキープしていた。カンボジアはいち早くその禁輸措置を解除し(2010年)、コメを「ホワイトゴールド(白い黄金)」とまで持ち上げ、2015年までに正規に100万トン輸出するという「ライスポリシー」を大きな国策として掲げた。

その後、コメの輸出価格は下がるに下がって、今や先述の430米ドル/トン。

その間に起こったタイ政権の悪評高いコメ政策やインド・ミャンマーの輸出米の台頭などは当然予測できるものでもないが、カンボジア政府が予測した米輸出市場の追い風は現時点を見る限り残念ながら来なかった(むしろ逆風だった)と言わざるを得ない。

 

カンボジア米正規輸出100万トンの達成はどうやら極めて難しい状況となった。 カンボジア国策ライスポリシーの落とし所が気になる今日この頃である。

 

—–
髙 虎男(Ko Honam)
JCGroup President CEO
Website  : http://www.jcgroup.asia/

Facebook : http://www.facebook.com/JCGroup.asia

ブログ:「カンボジア”万(よろづ)”情報局」
カンボジア最新ビジネス情報〜生活情報まで幅広く発信
http://yoroz-cambodia.jcgroup.asia/

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