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JCグループ のガイド

2016.02.03
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  • 「カンボジア国策「ライスポリシー」、100万トン輸出目標未達」

ビジネスガイド  髙 虎男(Ko Honam)

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カンボジアが2010年に国策として掲げたカンボジア国産米の生産・輸出振興政策「ライス・ポリシー」は、その大きな数値目標であった「2015年カンボジア国産精米100万トンの輸出」を達成できませんでした。

 

正確な統計は未発表ですが、2015年11月までの精米輸出量は約46万トンで、12月の想定輸出量(5万トン程度)を加算しても、目標のおよそ半分の50万トン程度の輸出量に留まる見通しです。

 

世界食糧危機が声高に叫ばれ、コメ産出国は各国輸出禁止措置などを採って自国にコメをキープしていた2008年当時、長粒白米で国際価格指標となるタイ産中級米のFOB価格は1000米ドル/トンを超えていました。

当時カンボジアはいち早くその禁輸措置を解除し(2010年)、コメを「ホワイトゴールド(白い黄金)」として自国外貨獲得の主要戦略商品として持ち上げ、2015年までに正規に100万トン輸出するという「ライスポリシー」を大きな国策として掲げました。

その後、コメの国際取引価格は大方の予想を裏切り低迷を続け、2015年にはタイのジャスミン米の輸出価格がUSD800/トン、ミャンマーの割れ米は約5%引き下げのUSD420/トン、インドからも割安な価格のコメが輸出されるようになり、カンボジアのコメが価格競争力を維持する事が極めて困難な状況に陥りました。

 

カンボジア政府はライスポリシー未達成の主たる要因を、上記の近隣コメ輸出国に比べた価格競争力の弱さに見出していますが、これはあくまで「結果」であって、「真因」は他国に比べて価格競争力が捻出できない環境要因にあります。

 

具体的には、農業技術の未普及によるそもそもの品質・生産性の低さと、加えて大手精米事業者等の関連事業者との輸出大国化に向けた連携の弱さ、それに起因するコメ生産以外の部分に係るコスト(物流コスト等)の高止まり。それらが他国のコメに比べて国際価格競争力で打ち勝てない諸要因となっています。

 

東南アジアを始めとする各コメ産出国が地球規模の異常気象(雨不足、干ばつ)によるコメ不作に悩むなか、他国からのコメ輸出価格がやや上昇傾向にあり、価格面では少しの光明が見え始めてはいます。

とはいえ、農業機械化を主としたより高度な生産技術の普及と、物流コストを始めとする関連インフラコスト生産性の改善が、カンボジア産コメの根本的な国際価格競争力を捻出するための必須課題である事には変わりありません。

 

好況を呈するカンボジア金融セクターの資金が、首都プノンペンを中心とする都市方面からじょじょに農業セクターの地方へも広がりを見せており、大型農機を中心とした農業生産投資に振り向けられる傾向も見えてきています。 よりいっそうの機械化・IT化推進による農業そのものの生産性向上こそが、カンボジアが国家的に取り組むべき大きな課題と言えそうです。

 

—–
髙 虎男(Ko Honam)
JCGroup President CEO
Website  : http://www.jcgroup.asia/

Facebook : http://www.facebook.com/JCGroup.asia

ブログ:「カンボジア”万(よろづ)”情報局」
カンボジア最新ビジネス情報〜生活情報まで幅広く発信
http://yoroz-cambodia.jcgroup.asia/

 

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