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2017.03.16
  • 不動産のプロとして胡椒農園の開発・運営(Jファーム)カンボジアの旗
  • TANICHU ASSETMENT CO.,LTD. 代表取締役社長
  • 谷 俊二
  • TANICHU ASSETMENT CO.,LTD.
  • 住所 / Phnom Penh Tower , 16th Floor #445,Monivong Blvd (st.93/232),Sangkat, Boeung Pralit,Khan 7 Makara,Phnom Penh,Cambodia.
  • TEL / +855-23-964-304   
  • URL / http://www.tanichuassetment.com/

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C.L.M.LEADERSバナー (1)

 

 

子供の頃から自衛官か警察官になりたいという思いがずっとあり、企業勤めや会社経営をしたいという考えは全くなかった。高校3年生の時に航空自衛隊の2次試験に落ち、自衛隊は断念。その後、大学に進学。警察官になりたいという思いはあったが、大学3回生の就職活動が始まった時期は、バブルで世間が好景気であったため、好条件、好待遇の会社も多くあり、結果的に公務員職を志望する人が少なかった。また警察という職業に向いていないと考え、企業への就職活動を始めた。

 

就職活動の企業選定の基準は「厳しい」「離職率が高い」「時代の最先端」の3つを優先させた。自分自身に最もストレスを与えてくれる会社ということで最大手の証券会社に入社。しかし、入社した年はバブルが崩壊した翌年。株価が一気に値下がりし、大変な時期ではあったが、そんな中でも同期の営業成績、全国1位を取るなど社内で表彰されることも幾度かあった。14歳の頃から空手を続けていたこともあり、体育会系の中で育ってきた。自分の頑張りが順位という形で結果に表れることは嬉しかった。その後、約2年間という短い期間で、証券会社を退職することになったが、仕事の中で多くの経営者と接する中で、自分自身が経営する立場になることを意識した。

 

証券会社を退職後、1995年の阪神淡路大震災をきっかけに出身地の神戸に戻った。父親がガス関係のライフラインの復興をしていたこともあり、父親の手助けをしたいという気持ちと、生まれ育った土地を復興したい気持ちで、復興支援に参加した。この経験が株式会社谷忠の前身となっている。経験が全くない業界であったが、毎日の様に道路の穴掘りをやった。土を掘っていて気づいたのは土地を扱う仕事であること。ガス会社としてだけではなく、不動産会社としても事業を展開していくことを考え、宅地建物取引士の資格取得を目指した。その後、1996 年に不動産投資事業会社として株式会社 谷忠を設立。不動産業全般・収益物件の管理運営を開始した。

 

2013年から始まったアベノミクスの経済成長の影響で日本は株高と不動産高になった。このタイミングで不動産バブルの波に乗ることが出来た。そこで、これからの展開を模索している時に、顧問弁護士事務所がカンボジアに新事務所を開設したことを耳にした。初めは「どうしてカンボジアに」と驚いたが、直ぐにカンボジアへ視察に来た。実際に現地を確認すると、進出する魅力が幾つか見つかった。中でもカンボジアの法律は、日本政府が法整備支援として注力しており、2011年末には日本が起草を支援した新民法が適用されている。この民法は日本民法に類似しているため、日系投資家にとっては非常に有利だと想定されている。また国としても20年前の中国やタイのように感じる部分もあり、これから起こる建設ラッシュに合わせると、土地の購入が可能で、且つ、高利回りであるという理由から、進出のタイミングは今だと感じた。

 

それからは1カ月に1度、カンボジアに来て調査を進めた。調査していると、カンボジアでのビジネスは難しいという話もよく耳にした。不動産業としてビジネスを展開していくにためには、どの地域が発展していくのか見極めなければならない。しかし、調査の段階では、北側が発展するのか、南側が発展するのか、どの地域が今後発展していくことになるのか予測するのが難しかった。そのため、まずはアパートを建てて貸すことは出来ると考えた。初めから難しい事をやるのではなく、誰もができる事から始めることにした。問題はアパートをどこに立てるかであった。日本では都心部から約10分、駅近くの物件は比較的に好立地である。カンボジアに駅はないが、同じような条件の立地は存在した。それがプノンペンの高級住宅街であり、外国人居住者も多く、多種多様な文化が共存するバンケンコンエリアである。東京の中心に同じように建設しようとすると50億円以上はかかるだろう。カンボジアであれば10分の1くらいで建設することが可能であった。不動産業界からみてもカンボジア進出は今、谷忠としてもカンボジアへの進出がベストなタイミングであった。

 

当時はカンボジアの不動産投資で投資メリットを得ることが出来る物件はなかったのではないだろうか。多くの外国人投資家が不動産投資詐欺などの被害に遭った話を聞いてきた。投資家にもメリットを提供出来る投資物件を自分で造りたいという思いで、投資用分譲コンドミニアム「J-Tower」を計画。販売開始5週間というカンボジアでは異例の速さで完売するという実績も残した。

 

カンボジアの主要産業はまだまだ1次産業が中心である。そのため以前から農業にもチャンスはあると考えていた。しかし、不動産会社がいきなり農業ビジネスを始めてもなかなか信用されない。特にカンボジアでは日本人が被害に遭う二大投資詐欺が農業ビジネスと不動産投資であった。まずはカンボジアにおいて、実際に建物を3棟建て、それらを成功させた実績を作ることで絶対的な信用を築くことが必要であった。農業の経験は全くなかったが、不動産のプロとして土地の活かし方は熟知している。その土地を使って家を建てたほうが良いのか、レストランにしたほうが良いのか、農地にするのが良いのかを判断することが出来る。

 

カンボジア東部に位置するモンドルキリは、首都のプノンペンから片道5時間程の距離にあり、標高800mの山が連なる高原地域である。コーヒーや胡椒の生産が有名でもあり、農業も盛んに行われている。この土地に農地を保有し胡椒農園の開発・運営(Jファームモンドルキリペッパー)を行っている。胡椒は作付けをして、約4年目から本収穫を迎えて、7~8年目あたりに最盛期を向かえ、15~20年の寿命があると言われている。本収穫までには3~4年を費やすため、大規模生産しようとすると、大金を寝かせておく必要がある。そのためカンボジア人では大金を寝かせておくことは出来ない理由で、多くの胡椒農家は、0.5ヘクタールから1ヘクタールの農地面積が限界である。ここに、多額の資金を投資できる外国人ならではのメリットがある。カンボジアで農業ビジネスを失敗する一つの理由は、お米やキャッサバの様にカンボジア人でも出来る事業であれば、価格競争で負けてしまう事に起因しているのではないか。多額の資本投下が必要なコーヒー豆や胡椒の生産が、外国人の投資には向いている。

 

Jファームでは年間、1ヘクタールで45,000USDの売上を見込んでおり、不労所得を得ることを目的にした投資の一つとして考えて欲しい。日本人が自作で胡椒を生産すると1ヘクタール、2ヘクタール程度の生産が限界だろう。さらに、日本人であれば年間45,000USDの売上から、経費等を差し引くと最終的には魅力的な数字にはならない。大規模農園でやる事でコストも低くなり、リスクも分散させることが可能である。そのために大規模農園の投資事業を展開している。

 

また、胡椒の生産に必要な要素として上質なワーカーの確保もあるだろう。Jファームでは近隣の農園よりも3割近く賃金を高く設定し、住居も広めに整備するなど、福利厚生には持に注力している。また最近では、ワーカーの各家庭に子供が多いので、学校の建設も開始している。

 

カンボジアには世界的にも有名なカンポット・ペッパーというブランドがある。カンポット・ペッパーの成功は2008年に「カンポット・ペッパー協会」を設立したことである。当時の胡椒の卸価格は約6USD / Kgであった。胡椒生産者が少なかったが、地域の生産者を纏めて一つの規格を作った。日本でいうところの農業協同組合に似た取り組みである。協会を設立することで、この協会から認可を受けた農園のみが「カンポット・ペッパー(Kampot pepper)」のブランドを名乗ることができ、現在のブランド地位を築いてきた。

Jファームの胡椒は有機栽培をしており、カンポット・ペッパーの様にブランド付けをしていきたいと考えている。そういう思いから今後は協会の設立も視野に入れている。カンボジアは、まだまだ農業が小さいので、組合化することは今の時期には大切である。皆で纏まって一つの規格として卸価格を1USDでも2USDでも上げていくことが大切である。そのためには協会で最大生産者としての立ち位置を取ることが必要であり、そこを目標にして事業を展開している。

 

Jファームは不動産のプロとして、権利関係は完璧にしている。農業のプロではないが、不動産のプロとして胡椒農園を運営している。カンボジアの農業ビジネスの多くの問題は土地の権利関係の保全ができていないところにある。未だに土地を借りている、名義を借りている、契約書すらない等の問題が多く発生している。Jファームはしっかりとそれらを保全していることが強みである。一番大切なのは、登記簿謄本を見て、その土地を誰から購入して、何の問題もなく自分の土地になるのかと確認することである。農業をするよりも以前に、土地の取り扱いがしっかりと出来ているかを確認するのが重要である。カンボジアには素晴らしいビジネスプランも多くある。しかし、この入り口の部分、権利関係をしっかりと保全しておかなければ、いつ、何があるかわからない。カンボジアの日系企業でこの部分をしっかりと行ったのはタニチュウ・アセットメントが初めてである。タニチュウ・アセットメントのカンボジアでの最大の貢献はここにある。

 

 

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